天然ルビー仕分け作業

あるお客様のチャンピオンリングに天然ルビーとダイヤを載せる仕様となりました。ダイヤは、別件で在庫充分ですが、ルビーを調達せねばなりません。

 

直径1.75mm前後の小粒ルビーです。

 

小粒ルビーは、品質がバラバラなので仕分けの鑑定眼が問われます。なぜならば、1粒使いで商品価値のある直径2mm以上のものは色・艶・照り・カットなどの基準で価格が細分化されますが、その大粒ルビーのルース(裸石)をラフ(原石)から切り出す際に出た端物が小粒ルビーになるからです。

 

↓↓↓↓↓ルビーのラフ(原石)

1個のラフでも色の濃いところ白っぽいところなどムラがありますね。これらのラフから極力大きく、綺麗な1粒を取るようにして、残りを直径2mm未満の小粒ルビーにするのです。従って、2mm未満のルビーは「玉石混合」状態です。

 

こういう小粒ルビーは「キャラ買い」、つまり1ct=0.2g単位の袋買いになります。

その1ct分のルビーを白い紙の上に置いて選別します。

 

 

袋から出して手前に置いたグループから向かって左奥に濃い色のものを、向かって右奥に淡い色のものをと仕分けしていきます。

 

↓↓↓↓↓こうすると色目の違いがわかるでしょう?

 

今回のチャンピオンリングは、濃い赤がチームカラーのチームさんのものなので、濃いめのものだけを使うようにします。

あっ、、でも淡い色のものは買わない訳にはいかないんですよ。ようは、マグロのトロと中トロ、赤身を仕分けするみたいなモンでして。。。。

 

まあ今回は、赤身だけを使うってコトです。

フィリップ カレッジリング

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