2/11のリーグ戦からB.LEAGUEは2週間休戦。
これはバスケ日本代表(AKATSUKI FIVE:アカツキファイブ)のワールドカップ予選があるための休止期間です。
サッカー日本代表と比べて注目度はかなり低いバスケ日本代表です。
それもそのはず、2006年の日本開催のバスケワールドカップ(世界選手権)以降、バスケ日本代表は実質的に活動停止状態でした。それ以前も1976年のモントリオール五輪以降、アジア予選さえ通過出来ていませんでした。その期間も日本代表チームは招集され、ワールドカップやオリンピックのアジア地区予選には出ていたのですが、全て予選敗退。
その根本には、日本のバスケ界がプロリーグのbjリーグと実業団主体のJBL(その後NBL)に2分されていて、バスケの世界組織FIBA認定団体はJBL(NBL)だったため、日本のバスケットボールプレイヤーの約1/2からしか代表が選出されない歪な構造になっていました。
強化費も少なく、成績も悪い・・・成績が悪いので強化費も出ない・・という負のスパイラル構造の期間でした。そして2014年、FIBAから「日本には国家を代表するリーグの存在が認められない」として国際大会出場権が停止されます。
「こりゃイカン」という事でJリーグ初代チェアマンの川淵三郎氏を長とするタスクフォースが結成され、2016年からbjリーグとNBLを統合してB.LEAGUEを発足させる事を決め、国際大会出場権が復活。2016-17シーズンからB.LEAGUEが始動したのは記憶に新しいと思います。
つまり国際大会の舞台にプロ選手主体でデビューしてからわずか3年目のバスケ日本代表チーム。ちょうどJリーグ発足3年目の「ドーハの悲劇」と同じタイミングで、ワールドカップに出れるか出れないかのギリギリラインの実力と実績です。
現在のFIBAランキングは49位。
アジア勢では、世界ランキング10位のオーストラリアが突出。25位イラン、29位中国、30位フィリピンが強豪です。韓国は33位。つまり日本はアジアのバスケ主要国中、ほぼ最下位からのスタートです。
そして今年は、日本開催のラグビーワールドカップに注目が集まっていますが、中国でバスケワールドカップ2019が開催されます。8/31から9/15の日程。
現在、そのワールドカップのアジア地区予選が行われており、今週2/21と2/24にイランとカタールで予選最終2戦が行われますが、この2戦がワールドカップ出場権を得るか得ないかの天王山。
この日本代表チームのバックアップとしてB.LEAGUEは2週間の休戦です。
さて、予選の内容を独自集計しましたんで見てみましょう。
★アジア予選の日程と結果
◇一次予選(グループB)
17/11/24 日本● 71-77 フィリピン
17/11/27 日本● 58-82 オーストラリア
18/2/22 日本● 69-70 台湾
18/2/25 日本● 84-89 フィリピン
18/6/30 日本〇 79-78 オーストラリア
18/7/2 日本〇 108-68 台湾
◇二次予選(グループF)
18/9/13 日本〇 85-70 カザフスタン
18/9/17 日本〇 70-56 イラン
18/11/30 日本〇 85-47 カタール
18/12/3 日本〇 86-70 カザフスタン
19/2/21 日本(アウェイ)vsイラン
19/2/24 日本(アウェイ)vsカタール
予選が始まって4連敗。選手やコーチの入れ替えとともに、B.LEAGUE効果の実力底上げも伴い、昨年後半からのアカツキファイブは6連勝。
もちろん2連勝すれば良いのですが、そこはトーナメントではなくリーグ戦ですので上位チームの勝敗も影響します。
スローガンは「日本一丸」
B.LEAGUEとソフトバンクの共催で「日本一丸」プロジェクトも行われています。
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B.LEAGUEスタンプ会員もしくはオフィシャルサポーターになると、その売上金の一部が強化費に寄贈されます。
2/21の対戦相手は世界ランクはるか上のイラン!
きっと首都テヘランでの開催と思いますが、応援しましょう!!