新兵器ダイヤモンドテスター その3

シリーズブログ「新兵器ダイヤモンドテスター」その3。

 

 

「なぜ高機能のダイヤテスターが必要なのか?」

 

 

それは最近、高品質の人工ダイヤモンドが多量に出回りだしているからです。人工ダイヤというと「CZ」=キュービックジルコニアが有名ですが、近年は「モアサナイト」という専門家でも判別のつかないほどの高精度の人工ダイヤが流通しだしているのです。

 

 

Philip College Ringは、プロスポーツチームさんからの優勝記念チャンピオンリングや個人のお客様からのご注文品などに大小の天然ダイヤモンドを用命頂いています。天然ダイヤにゴールド素材のリングは、当然かなりのご予算になります。そうした支出に対して、しっかりとした資産価値のある材料に技術を施したチャンピオンリング・カレッジリングを提供する責任があります。

 

ワタクシ自身が偽物のダイヤモンドを見抜けず、人工ダイヤを天然ダイヤと思って調達して載せてしまってはPhilip College Ringの信用信頼は失墜します。そこで、多少の支出を伴ってでも、最新鋭・最高級のダイヤテスターを入手する必要があったのです。

 

デスクトップサイズの電子顕微鏡方式の鑑定機の方が当然精度が高いのですが、ワタクシ自身が国内国外にダイヤを調達しに行った先で判別出来なければ意味がないので、飛行機に持ち込めるサイズの手持ち式テスターの最高級機種を入手した次第です。

 

そもそも人工ダイヤモンドは、鉱物の中で最も硬い(モース硬度10)のダイヤモンドに近い硬さの物質を合成すれば、様々な工作研磨切削機器に使えるので開発された技術です。

 

しかし、その技術を悪用して人工ダイヤを天然ダイヤと偽って売る輩は古今東西絶えません。

 

最近問題になっているのは中国産の人工ダイヤ。ある機関の調査によると、中国上海で売られていた「天然」と表示されていたダイヤモンドの実に14%が人工ダイヤだったという報告があります。中国はダイヤ産出国ですが、近年その産出量が急増しています。しかし中国からのダイヤ産出量の1/2(半分!!)は人工ダイヤと言う調査結果もあるのです。

 

もしかして、産出量増加分は「工業的」に「産出」されたダイヤかも??

 

「偽物大国」とか言われますが、ワタクシは政治的・文化的に中国を批判する為にブログを書いている訳ではありません。日本は地理的に中国に近いですし、アジアのダイヤ集散地の香港から国内に輸入されるダイヤは非常に多いです。従って、そのような調査結果があるからには、Philip College Ringの信用維持の自衛策としてダイヤテスターを導入し、ダイヤモンドや人工ダイヤの勉強・研究をしているのです。

 

次のブログでは、ダイヤモンドと人工ダイヤの事をご説明予定。

フィリップ カレッジリング

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