KEIYO TEAM-6 その1

KEIYO TEAM-6  京葉チームシックス と読みます。

2年程前からJR東日本が行っている地域貢献型キャンペーンです。

 

まず、TEAM-6の説明の前に、京葉線の事を。。

 

 

京葉線には、東京ディズニーランド前の舞浜駅がありますので、千葉県民以外の多くの方も利用したことがある路線でしょう。京葉線は、東京駅始発とは言っても山手線や総武線のメインコンコースから数百メートルも地下通路を歩かなければいけない不便なホーム。これ東京ディズニーランドに行く観光客に不評ですね。

 

でも、Philip College Ringのある房総半島の住民にとっては、非常にありがたい路線です。メインコンコースまでの徒歩も許せる利便性があるのです。

 

 

ワタクシが若かりし頃、東京勤めのサラリーマンでしたが、当時は京葉線は開通してなく、房総半島からは千葉駅まで出て、総武線に乗り換えて都心に向かう路線しかありませんでした。もうその混雑はハンパなかったですし、時間も掛かりました。外房線上総一宮駅から各駅停車で千葉駅まで50分。千葉から総武線快速で東京まで50分。電車に乗る時間だけで2時間でした。

 

人口が増えつつあった外房線・内房線沿線ですが、列車を増発しようにも、最終的には総武線の線路に流入する訳ですが、総武線そのものが飽和状態のダイヤなので増発も出来ず。。。。

 

そこで旧国鉄時代からのプロジェクトで、京葉工業地帯の工業製品の輸送に使うつもりで開発していた湾岸の線路を貨物・旅客両方に使おうという事に方針転換し、旅客・貨物併用路線として開業したのが1990年。当時の沿線は、工場や倉庫とディズニーランド以外、目立った建物もなく、荒涼とした平坦な埋め立て空き地が広がっていました。

 

 

でも、この京葉線開通のおかげで、飽和状態の総武線のバイパス機能となり、内房線・外房線からの電車が総武線を経由せずに東京に行く直通列車を大増発する事が可能になったのです。

大難関は、湾岸の新木場から都心を抜けてどうやって東京駅につなげるか?だったそうです。新木場駅までは高架ですが、そこから大きく湾曲して電車は海沿いに地下トンネルへ入ります。そして八丁堀などを抜けて東京駅に着きます。

 

東京駅地下は、既に総武線快速ホームが地下3Fに、地下2Fに営団地下鉄、その近隣の大手町界隈や日本橋界隈も多数の地下鉄トンネルがあり、空いていたのが東京駅と有楽町駅のほぼ真ん中の地下空間だったそうです。

 

ちなみに、この東京駅京葉地下ホームをまっすぐ延長して皇居の下を通過し、新宿から中央線に直通・・・という計画もあったそうですが、トンデモない大深度地下の大工事になり、トンデモ無い費用になるので、その計画はオジャンになったそうです。

 

 

はい、ってなワケで京葉線のおさらいをしましたので、次回はTEIYO TEAM-6をしっかりお伝えします。

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