スーパボウル2019

年明け早々、アメリカでは年間最大のイベント、スーパーボウルが始動しています。

 

簡単におさらい。

 

リーグ戦とプレイオフ、決勝(スーパーボウル)を合わせても1チーム当たり最大20試合しかないアメフトプロリーグNFL。米4大スポーツ中、最大の収益とTV最高視聴率を誇ります。

 

スーパーボウルの視聴率はほぼ50%!つまり、計算上アメリカの人口の半分1億6千万人がこの日はTVに釘付けになるという、日本では想像しにくい国民的イベントです。

 

リーグ戦は、全32チームがAFCとNFCのカンファレンスに別れ、更に各東西南北の4地区制。秋に始まったリーグ戦は、1チーム16試合を行い、年末には順位が決まります。

 

上の表はAFCのもの。

各地区の順位とともに個別チームの成績を見る必要があります。

 

カンサスシティ・チーフスが16戦12勝4敗で暫定首位。テキサンズとペイトリオッツが11勝5敗同士ですが、得点・失点・ホームやアウェイでの勝ち星などの成績では、ペイトリオッツが暫定2位になります。つまりテキサンズが暫定3位、レイブンズが暫定4位。

 

そしてワイルドカード。これは暫定5位と6位ですね。同じ地区2位でも、12勝4敗のチャージャーズが暫定5位。コルツが暫定6位となります。

 

 

NFCの順位はと、、、

ラムズが暫定首位、2位がセインツ、ベアーズ、カウボーイズ、シーホース、イーグルスの順位になります。

 

 

 

そして1/5、1/6の年明け最初の週末には、ワイルドカードチームが出場するプレイオフ第1戦が始まっています。

このプレイオフ戦もスーパーボウルほどではありませんが、出場チームの地元では高視聴率、観客席チケットは争奪戦。

カウボーイズとイーグルス、チャージャーズとコルツが勝ち上がり。

 

1/12-/13には準決勝が行われ、その勝者同士でNFCとAFCのチャンピオンを決定し、そのチャンピオン同士がスーパーボウルで対決するというガチンコのノックアウト方式トーナメント戦です。残り試合数、勝率など数値だけで優勝が決定するのではなく、明らかな勝敗・勝ち抜けシステムなのでシーズン最後まで盛り上がります。

 

この間、プレイオフに出場出来なかったチームは、ファン感謝デーなどのイベントを行い、1シーズンの応援に感謝をするとともに、ファンは近隣州の出場チームや好対戦をした相手チームの応援に回ります。例えば、千葉ロッテマリーンズがCSに出場しなければ、近隣県の西武ライオンズを応援するとかです。「昨日の敵は今日の友」ってヤツですが、この点も日本のプロスポーツファンには無い習慣です。

 

でも、そうする事でシーズン最後までスポーツを楽しめますね。

 

 

さて、今年のスーパーボウルは、2/3(日本時間2/4月曜朝)。

アトランタのメルセデスベンツスタジアムで行われます。

ご覧のようにスタジアムと言っても屋根付き巨大アリーナ。収容人員75000人!

 

今回のスーパーボウルトーナメントには出場出来なかったアトランタ・ファルコンズとサッカーMLSのアトランタ・ユナイテッドのホーム球場。

 

ワタクシ、アトランタオリンピック後の1980年代後半-1990年代に仕事で数回アトランタに行きました。このエリアにはアトランタのダウンタウンのほぼど真ん中、アトランタオリンピックの元メイン会場で、跡地に東京ビッグサイトの3倍近い巨大なコンベンションセンター、ジョージアドーム、公園など巨大施設のある地区でした。

 

wikiによると当時のジョージアドームも収容人員7万人弱。1992年開業となっていますので、まだ25年程しか使用していないようですが、2017年3月に建て替えでメルセデスベンツスタジアムを隣接地に建設し、ジョージアドームは爆破されて今は駐車場になっているそうです。

 

ピンとこないかもですが、ホントにアトランタの市街地中心部なんです!近くには有名なジョージアテック(ジョージア工科大)、コカコーラの世界本社、CNN本社ビルなどなどがありますので、まさに東京都文京区の東京ドームのような立地にある施設を、建て替えて、旧施設は爆破解体!!???

 

都市再開発とは、こういう事なんですね。。。

おっと、アメフトの話題からズレちゃいましたね。

 

まずは決勝戦の顔合わせが決まるまで静観しましょう。

フィリップ カレッジリング

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