皆様、新年明けましておめでとうございます。
2019年 平成最後の年となりました。
旧年中は、大変お世話になりました。
どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。
恒例のPhilip College Ringの昨年2018年を振り返ります。
全般的には良い年になりました。
ありがたいことです。
大きなトピックスとしては、
1. Jリーグサッカー市場にチャンピオンリング初導入に成功
2. プロ野球日本一チャンピオンリングのコンペで受注奪還
の昨年でした。
川崎フロンターレ Jリーグ2017チャンピオンリング
野球、バスケ、アメフトのアメリカンスポーツではないサッカーには、チャンピオンリングの文化がありませんでした。でもPhilip College Ringとしては、プロ野球に次ぐビッグマーケットのJリーグにもチャンピオンリングを採用頂くことは長年の悲願でもありました。更に、2018年のシーズンを連覇したフロンターレさんには、2年連続でチャンピオンリングをお作り頂けました。
日本のプロスポーツ市場最大、そして最高認知度のプロ野球日本シリーズの優勝チームのチャンピオンリングは、Philip College Ringにとって最大で最高のステータス案件です。
各チームさんとも当然ですが、チャンピオンリング製作に当たっては「入札」案件です。それも価格競争ではなく、デザイン・品質の比較検討が大きな要素です。その入札に一昨年2017年は敗北してしまいました。去年の元旦のブログにも書きましたように、慢心と油断があったと考え、常に進歩しなければ競争には勝てないと痛感した次第でした。
そこで、2018年の日本シリーズチャンピオンリングは、6月頃からデザインを開始し、幾度も幾度も練り直し、プレゼンテーションも最大の力を注ぎました。結果、ありがたいことに福岡ソフトバンクホークスさんより通算4度目の日本一チャンピオンリングの発注を頂けました。2019年の1-3月は、その生産で大忙しのうれしい悲鳴です。
デザイン等はまだお披露目出来ません。
3/29のヤフオクドーム開幕戦でお披露目されますので、お楽しみに。
そして、バスケB.LEAGUE2シーズン目のチャンピオンチーム「アルバルク東京」さんにチャンピオンリングをお作り頂きました。
バスケ天皇杯2連覇の千葉ジェッツさんにも!!
アイスホッケー全日本選手権優勝の東北フリーブレイズさんにも!!
千葉ロッテマリーンズ福浦選手の2000本安打記念リングも!!
そして今話題のe-スポーツ界からもチャンピオンリングをご注文頂きました!!
いい事ばかりじゃありませんでした。
大失敗もありました。
ウェブサイトが約半年に渡って、Google検索に反映されず、Philip College Ringウェブのアクセス数が大幅に低下してしまったのです。Google検索に反映されないという事は、検索エンジンをGoogleに外注しているYahooの検索にも表示されないという事です。日本のネット検索で圧倒的なシェアの2エンジンでPhilip College Ringサイトがみれないという事態が起きたのです。
原因は、昨年5月にプログラムを変更したのですが、そのプログラムが大失敗!!!大間違い!!!
皆さん、ご記憶に新しいと思いますが、昨年7月にGoogleがサイトのSSL化を推奨し、公的機関や大企業のサイトがこぞってSSL対応の【https】から始まる仕組みに変えましたね。Philip College Ringウェブも8月にSSL化したのですが、5月に組み込んだプログラムがSSL非対応の仕組みで、Googleが【Philip College Ringウェブを弾いて】しまったのです。
8月以降、「なんだか最近、ウェブのアクセス件数が悪いな~・・」とのんびりしていたら、あれよあれよと低下。9月には従来の半分以下のアクセスになり、それどころか10月には1日数件のアクセスしか無くなってしまったのです。
10月末にようやく気付き、ウェブデザイナーさんやGoogleに問合せして対策を取り、リカバリーしたのは11月下旬。油断していました。
そんなこんなで、成功も失敗もあった2018年でした。
まあ、世の中、いい事ばかりじゃありませんね。
さてさて、一年の計は元旦にあり!
Philip College Ringの2019年の目標を立てました!
1. 永遠のテーマ「男の指にカレッジリング」「勝者の指にチャンピオンリング」の文化醸成・認知拡大をいつまでもいつまでも根気よく継続します。
野球、バスケ、アメフト、アイスホッケーに加え、サッカー、そして今年日本でワールドカップが行われるラグビーにもチャレンジしようと考えております。
2. 「3D時代への取り組み」
デザインも2Dから3Dへ移行中です。
ソフトウェアだけの問題ではありません。カレッジリングやチャンピオンリングのデザインそのものも、平面的な2Dから立体的な3Dに進化していくこと確実です。
もちろん伝統的なデザインは不変です。
良いものは残し、更に時代に合わせたより良いものを作らねばなりません。従来のカレッジリング・チャンピオンリングのデザイン資産に甘えず、もっともっと新しい顔(デザイン)を創ります。
そのインフラとして米国製の3DCADソフトウェアを導入します。
元は、Rhinoceros(ライノセロス)という工業デザインソフトウェアで、1992年ごろに船舶デザイン向けCADとして開発され、以後、意匠設計、金型設計、試作、機械設計、建築用の3DCADモデリングソフトウェアに発展し、世界中の製造業で広く使われています。
そのRhinocerosのプラグインとして、2014年に「Rhino Gold」というジュエリー用アプリが開発されたのです。当初は、英語版、ラテン語版の2種のみでしたが、2016年に日本語版もリリースされました。ワタクシも日本語版発売以前から目を付けていたのですが、想定通り、当初は色々な面で不具合が起きていたようで、「すぐに飛びつく」ってワケには行きませんでした。
日本企業は、「万全なもの」じゃなければ発売しませんがAppleやWindowsなどが代表のアメリカ系IT企業は、「走りながら考え、修正していく」体質です。ユーザー側としては、ある程度の初期不良が解決されてからの方がベターですので、いよいよ導入!!
とっても高いデス。。。。。
さらに、普通のビジネスPCマシンでは動きません。
快適な動作の推奨環境は、
CPU: COREi5 or i7(インテル)
メモリ: 16~32GB
HDD: 2TB
SSD: 250
グラフィックボード: GTX980~(GTX1060がベスト)
つまり、3DCGデザイナーの使うPCと同レベルかそれ以上のマシンが要求されます。長年使っているDELLに上記環境のカスタマイズを依頼し、年末にマシンが届きました。
「マジかっ!!???」
っていう値段になっちゃいました。
ジャパネットたかた でならパソコン20台近く買える値段です。
しかし、「技術革新無きメーカーは死ぬ」という誰かさんの格言を信じるワタクシとしては、今こそ3D時代に投資すべき時と判断致しました。
3. その他
健康第一です。心身ともに健康でないと良い仕事が出来ません。
4. 感謝
こうしてPhilip College Ringが成り立っているのも、お客様・取引先さんのおかげです。自らの目標達成だけではなく、皆さんへの感謝を忘れない事も今年の目標です。
皆さんも今年が良い年でありますように。
2019年元旦
有限会社フィリップカレッジリング
代表取締役 渕上 祥司