週末は無法地帯・・・・

千葉の海水温も20℃近くなり、週末は「夏だけサーファー」も増加中です。

 

サーフィンの楽しみ方は人それぞれなので、週末だけだろうが、夏だけだろうが、グループで来ようが、一人で来ようが、、、それはそれでいいんデス。

 

でも、概して「夏だけ&週末だけサーファー」の皆さんがルールとマナーが宜しくありません。

これ、ある土曜の午前中の一宮ポイントの写真。

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一つの波に6人も乗っています。。。。無法地帯です。

 

 

サーフィンの基本ルールを今一度。

 

※One Men One Wave(ひとつの波に一人だけ乗る)

これ、一人で乗ったら楽しいから・・っていうルールではありません。ひとつの波に2人乗ると、衝突・ケガの確率が限りなく高くなるからです。

 

話題になっているアメフトの「ボールを離した相手にタックルしない」=「人の乗っている波に割り込んで乗らない」です。何故なら危険だからです。

 

 

※Check Priority(優先順位を確認)

ワンマンワンウェイブの前提条件です。

波には「ピーク」があります。優先順位は、そのピークにより近いサーファーにあります。波は自然のものですからピークの位置や形は常に変わります。だから、その波のピークが自分に近くなければ、近いサーファーに譲りましょう。逆の時は自分に優先があるのですから。

 

 

※Local Respect(地元民に敬意を)

これ、地元だからエライ・・という意味ではありません。

ほぼ全サーフポイントの地元サーファーは、海岸清掃や通り道の整備、草刈り、段差のある場所に自腹で梯子を掛ける、ベンチを置く、風向きを確認するための旗を立てる・・・などの活動をしています。これは自分達が快適にサーフィンするためのものですが、そのポイントに来たサーファー全員がそれらを享受します。

 

更に言うと、ポイントのある海岸の駐車場整備や公共トイレ・シャワーの設置などの地元行政の設備投資の原資は地元民の住民税で賄われます。ビジターはローカルに波を譲れという事では無く、敬意を払うべきは人の道です。

 

 

 

野球、サッカー、バスケ、アメフトなど競技場で行うスポーツと比べて、「ルール」の浸透度が低いのは公共地である海で行うサーフィンの最大のネックです。

 

2020年には初めてオリンピック競技として採用されています。

 

サーフィンの関係団体、サーフィン用品を製造販売するサーフショップやメーカー、サーフィンの商業メディアなどは、ルールの浸透と認知を今一度考え直す時です。ルールやマナー無き競技は競技として成り立ちません。競技として発展すれば、業界も発展するのです。

 

そりゃ、サーフボード買ってくれるお客さんにルールをあーだこーだと上から目線では言い難いでしょう。でも、言わない事で市場の拡大発展を妨げているのでは?

 

サーフィンは長年、娯楽の位置づけでした。娯楽の範囲でしたからルールやマナーが浸透しなかったという面もありますが、今、転換すべき時です。

 

私はサーフィン業界に多くの知人友人がいます。

業界に対する苦言に当たる投稿するには勇気がいりました。

フィリップ カレッジリング

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