謹賀新年2018

お客様、お取引先様の皆様

2018年 平成30年、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、大変お世話になりました。
どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。
恒例ですので、昨年2017年のPhilip College Ringを振り返ります。

2017年日本シリーズ優勝のソフトバンクホークスさんのチャンピオンリングは、受注出来ませんでした。2011年の優勝から3回連続で受注させて頂きましたが、今回のコンペでは他社さんに軍配が上がりました。

 

Philip College Ringが得意とする「ジ・アメリカン・チャンピオンリング」のデザイン・形状だけでは、ご満足頂けない場合もあると反省しております。「アメリカ4大スポーツのチャンピオンリングに負けないデザインと迫力」に慢心があったかもしれません。デザイン力、プレゼン能力を見直さねばなりません。これは2018年の大きな課題です。

 

記念すべき事としては、千葉ロッテマリーンズの井口選手の引退記念「レジェンドリング」をお作りさせて頂きました。

9/24の引退試合では、劇的な同点ホームランを放ち、まさに「レジェンド(伝説)」を作った井口選手は、今シーズンから監督としてマリーンズを率います。井口監督率いるマリーンズのチャンピオンリングを作りたいです!

 

 

 

2015年のハンティングワールドさんの創立50周年記念リング、2016年に定番商品として「ハンティングワールド・アメリカンクラシック・クラスリング」を発売させて頂き、2017年も継続してご好評を頂きました。偶然入手した希少品種ターコイズ「ビズビー」を載せた限定一点物14Kスペシャルリング税別100万円の商品も成約して頂きました。↓↓↓↓↓

そしてビズビーターコイズの調達で出来た米国産高級ターコイズの入手ルートを生かして、数々の高級品種ターコイズをカレッジリングに載せさせて頂きました。キングマン、ロイストーン、ビズビー、イサカピークなど様々な高級ターコイズを触る事が出来ました。

 

イサカピーク↓↓↓↓↓

 

ロイストン↓↓↓↓↓

これらターコイズは、ルース(裸石)の段階ではシンメトリックなオーバル(楕円)では無い事がほとんどですので、自らリカットに取り組みました。従来、ストーンカッティングは100%外注でしたが、専用の砥石・様々なサンドペーパー、研磨の際に石を固定する特殊ワックスなどを導入し、サイズ調整のリカットを自社製する事が出来ました。

 

でも、まだまだストーンカッティングの技術は低いレベルであると自覚していますので、今後は更に技術向上に取り組もうと思っております。

 

 

 

日本バスケ界にBリーグが誕生し、B.LEAGUEの初代チャンピオンリング(栃木ブレックス)、千葉ジェッツの初タイトルである天皇杯(全日本選手権)チャンピオンリングをお作りさせて頂きました。

 

B.LEAGUE初代チャンピオンリング

 

千葉ジェッツ天皇杯チャンピオンリング

2020年東京オリンピック、2023年バスケワールドカップのアジア共催など今後も日本バスケ界は盛り上がっていきます。日本バスケ界の発展と日本におけるチャンピオンリング文化の発展は、軌を一にしています。Philip College Ringは、今後も微力ながら日本バスケ界の発展に少しでも貢献したいと思っています。

 

 

2017年の技術革新は、先に記しましたようにストーンカッティングの自社製化へのトライ以外にもいくつかありました。

代表的なのは、2016年末に購入し、2017年始めから使い出したアメリカ製のアーク溶接機ORIONの活用です。金型鋳造の致命的欠点であるス穴の多さをかなり克服できるようになりました。深い彫刻にハイジュエリー並みの艶やかな地金肌を目指して、更に研鑽していきます。

 

もう一つは、極秘プロジェクトで使用したエナメルの技術です。

従来は、着色材料としてソフトエナメルを主流にしてきましたが、ハードエナメル(七宝焼き)を本格的に導入しました。まだまだ研究段階ですが、今後のチャンピオンリングの着色バリエーションに大きく役立つと思います。

 

 

昨年年初の目標のひとつとしましたウェブサイトの全面リニューアルを3月に実施しました。スマホ・タブレットとPC双方で閲覧しやすいレスポンシブサイトというプラットフォームに変更しました。ページやカテゴリー構成をシンプル化し、ボタン、バナー、テキスト類も共通化して、デザイン的にもシンプルに見やすくしました。昨冬には、「ハンバーガーメニュー」という機能も追加し、ページをジャンプした際の閲覧性を更に向上させました。今後も、常にウェブサイトの更新と見直しを続けます。

 

 

【2018年の目標!!!!】
1. 永遠のテーマ「男の指にカレッジリング」「勝者の指にチャンピオンリング」の文化醸成・認知拡大を根気よく継続します。

 

 

2. 「既存商品→既存市場=市場浸透度」

昨年も目標にしたことで、1のテーマと重複しますが、これを地道に継続しなければなりません。新しい市場や新しい商品には色気を出さず、ひたすらカレッジリングとチャンピオンリングに磨きをかけ、市場浸透度を高める努力を継続します。

 

野球、バスケ、アメフト、アイスホッケーの「4大スポーツ」はもとより、サッカー、ラグビーど団体球技にチャンピオンリングを!

 

従来のスポーツチャンピオンリングのデザイン資産に甘えず、もっともっと新しいチャンピオンリングの顔(デザイン)を創ります。3DCGやグラフィック処理も向上させ、プレゼンテーション能力を高めたいと思います。

 

 

大学の卒業記念、MBAやPhDなどの学位所得記念にカレッジリング。

結婚指輪にカレッジリング。

クラブ、メンバーの証しにカレッジリング。

自衛官、海上保安官、警察官、消防士など「国家の縁の下の力持ち」の皆さんの誇りを表すカレッジリング!

 

技術革新、品質の向上、デザイン・アイディアの向上とともに、どうすれば皆さんの満足度をより高める事が出来るか?を常に考え、実行する所存です。

 

 

 

3. 跡継ぎ

昨年から次男がPhilip College Ringの仕事を手伝い出しました。作業では、仕上げ工程をほぼ出来るようになってきました。デザインも自らの初仕事がもうすぐ世に出るところです。

 

カレッジリングは「手工芸品」です。一朝一夕に技術継承が出来るものではありません。最低でも4-5年はかかるでしょう。息子も前向きに取り組んでくれています。

 

ワタクシも、今年58歳。視力の衰えが進んでいます。ご愛顧頂いているお得意様の皆様が将来に渡ってPhilip College Ringをご贔屓頂けるためにも、息子に期待しております。

 

 

 

4. その他

健康第一です。

心身ともに健康でないと良い仕事が出来ません。

 

昨年は、長年続けているサーフィンの技術面で大きな向上がありました。還暦に向かって、もっともっとサーフィンが上手くなるよう努力を続けます。そのためには、根気よくストレッチをしてコンディションを整えます。タンパク質と野菜中心の食事で、炭水化物を控えめにして、加齢とともに衰える筋力や関節の維持に気を使います。

 

良いサーフィンが出来ると、本当に心がすっきりします。

心がすっきりすると、本当に良い仕事が出来ます。

 

 

2018年元旦
有限会社フィリップカレッジリング
代表取締役 渕上 祥司

フィリップ カレッジリング

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