晩秋デス。
冬の気配がします。
この季節になると、Philip College Ringの工房では一晩中「暖房25℃設定」でつけっぱにする日が度々あります。
まず、エナメル着色の保護膜トップコートに使う特殊高透明硬質樹脂の凝固温度が「25℃以上で12時間」。この日も自衛隊さんのリングの1個に日の丸がありましたので、一晩中ホッカホカの暖房でした。
その他、シルバーの変色防止保護膜の「アルカンチオール」という薬剤も活性温度が20度以上。研磨剤のコンパウンド類も油脂を含みますので、あまり温度が低いと性能が十分に発揮出来ません。
そして洗浄に使用する水は、ティファールの瞬間ケトルで温めますが、そりゃ外気温と同じ程度の10度台からより20度台からの方が早く沸きます。
ロジウムや金メッキなどのソリューション(めっき液)も適温は50-60℃台なので、電子レンジで温めますが、これも常温とは言え、20℃台からの方がベター。
このようなモロモロの要素で、わが工房は冬でもいつもぬっくぬくデス。