このブログを書いている11/23朝現在、
日経平均株価 18,162円
NYダウ平均 $19,023
円ドル為替 111.08円
ドナルドトランプ次期大統領の選挙結果が出てから、かなりの株高円安相場で推移しています。でも、当選発表直後は、株安円高で日本政府や日銀が「必要な措置をとる用意がある」みたいな声明を出すほどでした。乱高下ですね。
まあ、株価や為替なんてのは「いつと比較するか?」でどうにでも印象が変わるものです。
日経平均の長期推移表
日本の高度成長期の1970年代から1980年代にかけてじわじわと上昇しました。まあ、経済成長からすれば穏当な伸びでした。
1985年のプラザ合意で急激な伸び。長らく1万円未満だった平均株価が一挙に4万円近く!「バブル経済」でした。この推移表を見ると、当時の株価はじめ経済状況がかなりの異常だったことがわかります。
「バブルが弾けた」1990年以降でも1995年頃までは2万円前後でしたが、当時は「株価半減!」「何兆円が消えた!」とか報道されていました。
でも、今は18000円と2万円以下で、当時大騒ぎだった株価より安いのです。
しかし「リーマンショック以来の高値」とか報道されています。
さて、為替の長期推移。
色々探しても、1980年以前のデータが記載されたグラフがありません。
そりゃそーです。
ワタクシの生まれた昭和30年代は「1ドル360円」の固定相場制。その後、1970年代に「1ドル300円(正確には308円)」に変更され、変動相場制以降は大体1ドル230円前後でした。
1985年のプラザ合意で一挙に円高に。1995年頃には1ドル70円だったこともありました。1990年代には、ワタクシは頻繁にアメリカと日本を往復しており、この円高の恩恵を旅費や滞在費などで受けたものです。当時のワタクシの頭には、「1ドル360円」との比較がありましたので、「トンデモ無い円高」だったワケです。
まあ、1990年から2016年までの長い目で見ると、1ドルは150円から75円のゾーン内。ようは、1ドルは平均値で100円が世界的経済のバランスって事です。
同じ観点で株価を見ると、10000円から20000円の間、平均15,000円ってのが日本の株価の平均値ってコトでしょう。従って、18000円は「やや高」ってトコでしょうか。
Philip College Ringにとって株価は関係ありませんが、為替は非常に影響があります。しかし、アンコントローラブルな為替をあーだこーだ言っても始まりません。ようは1ドル150円から75円の中で成り立つように経営しております。出来れば100円±10円前後であれば好ましいデス。
110円超えた円安はちょっとダケ困るかな~・・・・。
でも、もう一つの金銀相場のファクターの方が経営には大きい影響がありますけどね。