発生位置も異例。
南西進路という異例。
そして約5日間ほど沖縄東海上に停滞するという異例。
その異例づくしの台風10号ライオンロックですが、Uターンという超異例の進路をとっていることは既にTV報道等でご存知だと思います。
コイツ、危険デス。
現在の気象庁発表の予測進路は、
気圧配置図を重ねると、2つのコースが見えてきます。
Aコースはまたもや北海道に雨災害をもたらす危険なコース。
ふたつの高気圧の谷間(前線)に沿って北上というここしばらくのコースです。
しかし、外房気象波浪研究所はBコースを予想します。
アリューシャンにある(図右上)の太平洋高気圧は非常に勢力が強いのですが、ロシア沿海州にある1016hpの高気圧は消えてしまう可能性大。モンゴル付近の1020hpのチベット高気圧と一体化するでしょう。
そうすると、Uターンまではいかなくてもほぼ直角に北西に曲がって、関東北部か東北地方に上陸し、縦断という予測になります。
もしBコースならまたもや千葉、茨城、関東北部、そして東北地方全域が強い雨風に晒される危険性があります。
30日の日中から夜にかけてのコース急変に最大限の注意がデス。