今年の梅雨前線はタチが悪いデスねーー。
春の震災のあった熊本・大分にコレデモカって雨を降らせなくてもいいのに・・・・。
でも、まあ、梅雨は雨が降るモンです。
そして、今年は6月下旬なのに、未だ台風の発生ゼロ!!
これ、異常デス。
外房気象波浪研究所(所長:渕上祥司 所在:Philip College Ring内)では、今後の気象と波の中期予想を行いました。
まず、最新の気圧配置図。
長々とした梅雨前線が日本の南岸に張り付いています。
6/25(土)21時の予想気圧配置では、前線が若干下がっているので、九州中部の雨も小降りかと思われますが、少し上昇するとまたまた九州・西日本は大雨でしょう。
アジア広域気圧配置図を見ると、日本と極東シベリアの周辺だけ異常に気圧が混み合っているのがわかります。南シナ海の中央、香港の真南あたりにTD=熱低があります。これ、きっと今年の台風1号になるでしょう。日本には全く影響無しで、ベトナムか香港方面に上陸して、数日中に消えると思われます。
フィリピン、ミンダナオ島の南東にある大きな低気圧は熱低になり、来週には台風2号になると思います。これ、要注意。現在の太平洋高気圧の配置のままなら、フィリピン東部をかすめて、台湾-沖縄-九州に接近のコースの恐れあり。
東アジアの海水温。
既に真夏の様相です。
沖縄本島周辺まで水温30度。このピンクの海域で低気圧が発生すると、即台風になるほどの水温ですが、未だ台風が無いのはどーゆーワケでしょうか?
これ、全球の海水温分布図。
ミクロネシア・マーシャル諸島周辺とインド洋の水温が異常に高いです。日本近海と米北東部が暖かい海水と北極の冷たい海水の入り込み合う部分になります。この暖かい海水と冷たい海水の入り組んだ周辺は、気圧配置が込み合い、不安定な天気。
これらの図に目で見えませんが、極東アジアに今年の特徴的な気圧配置が読めます。
ハワイ北東部を中心にした太平洋高気圧の等圧線は、東から西に横長に分布。そして、インド北部チベットを中心にしたチベット高気圧もヒマラヤ山脈から中国沿海州にかけて東西に分布。
ってコトは、日本はその両方の高気圧の狭間にあり、しばらくは大きな気圧の谷となり、梅雨が続きます。
そして、梅雨が明けると猛暑。
南太平洋の海水温は高いので、今後どんどん台風が発生するけど、両方の高気圧の横長等圧線に進路を阻まれ、日本周辺にはあまり北上せず、フィリピンやベトナム方面に上陸する西行きコースを取るでしょう。
でも、チベットと太平洋高気圧の谷間が南西諸島から九州にかけてになると、その谷間にのみ台風が北上してきて、沖縄・奄美・九州に台風災害の恐れ。
四国から紀伊半島にかけてを東進し、三陸沖に抜けるという日本本土に波が出て、気候もそこそこの夏・・・ていう台風コースはダメそう・・・・。
結論。
今年の夏の台風の波は期待薄。
そして、九州地方の更なる災害に警戒。