カレッジリングの研磨工程を大公開!
使う道具類。やすり、ワイヤーブラシなど。
一番右は、サンドペーパーを貼り付けた木の板です。
鋳造後、希硫酸につけてカーボンを除去し、一番粗いやすりでバリを取った状態。
デスクに固定してある「あて板」と呼ぶ独特の形に切り欠いた板に押し当てながら、だんだん細かな目のヤスリでス穴を潰しながら、リングの形状を整えていきます。
やすりの次の段階は、サンドペーパー。
サンドペーパーも2段階の細かさで研いでいき、このようになります。
次は、サイドパネルや石座の彫刻部分をルーターという歯医者さんの使う先端回転工具と同じ機械を使い研いでいきます。彫刻の形状に合わせて様々なポイントを使い分けます。
彫刻部分をルーターで整えた状態。
次は仕上げ研磨その1。バフモーターという回転研磨機にかけます。
こうなります。完成間近ですね。
彫刻部分の背景が黒くなっているのは、コンパウンドという研磨粉が付着しているからです。この後、超音波洗浄機や有機溶剤で洗浄してから石留め工程。
更にエナメル等のオプション工程がある場合、それらの工程を経て、最後に軽く仕上げ研磨その2を行い、完成に至ります。