作業用防護マスク

現在、昨年に引き続きビッグオーダーに取り組んでおります。
作業は順調なのですが、問題が・・・。
Philip College Ringでは通常は「One by One」(1個づつ)の作業が基本で、グループ注文でも5-6個単位で作業を進めます。でも、現在取り組んでいるのは、合計約500個のオーダー。そうすると、一工程当りの時間が、6時間、8時間もザラ。ひとつの問題は、集中力。これは、規則正しく寝起き・食事・体操・散歩などで自分自身でコンディションを整えています。
もうひとつの問題は、「マスク」です。研磨段階の粉じん対策と洗浄や黒美仕上げ段階の有機溶剤対策。通常のバフ研磨では、3M製粉じんマスクでした。

研磨には2種あり、ルーター研磨とバフ研磨があります。ルーター研磨は、ようは彫刻刀代りの彫刻と小さな面の研磨ですので、歯医者さんのような手持ち研磨機で行いますからさほど粉じんは出ません。バフ研磨は、かなりの粉じんが出ます。
洗浄や黒美仕上げで使うアセトンやシンナーは、余り長い時間吸い込むと中毒症状になります。脱力感、頭痛、めまい、極度な疲れが出ます。短時間の有機溶剤作業では、同じくスリーエムのPM2.5や塗装作業現場用マスクでした。

これでも、長時間の作業では有機溶剤の体内濃度があがってしまうようです。
先日、ほぼ丸1日アセトン作業をしていたら、当日夜から体調が悪くなりました。アセトンの軽い中毒症状です。対策として、体内のアセトン濃度を下げる為に、近所の森や公園など空気の良いところを散歩し、大きく何度も深呼吸。そして、たくさんの水を飲んで、血中濃度も下げるようにしたところ改善しました。
そこで新兵器を導入!!

シゲマツ社製 防護マスク!
重松製作所は、創業100年の防毒マスクメーカー。「エフイチ」(福島第一原発)の現場でもメインで使われているそうです。ちょっとお高いのですが、体調を崩しては品質や納期に影響がでますので、思い切って購入。
さすがにイイです!
有機溶剤を使っても、何の匂いも感じません。
バフ研磨をしても、露出しているほっぺたは真っ黒になりますが、鼻口周りは全く粉じんがつきません。
倍率が変えられるレンズ付きゴーグルと防護マスクで完全武装デス!

 

フィリップ カレッジリング

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