追悼:ジャック・ブルース

新聞の片隅に訃報記事を見つけました。

「クリーム」ベーシスト ジャック・ブルース氏 71歳 
肝臓疾患だったそうです。
ワタクシ、ロック小僧だった高校生当時の想い出が湧き出しました。
「クリーム」は、イギリスのロックバンドで1966年から1968年の2年ちょっとだけ活動しましたが、まさに「スーパーグループ」でして、レッド・ツエッペリン、ディープパープルなどの後のハードロックバンドに影響を与えた「元祖ハードロックバンド」でした。
ジャック・ブルースは、そのクリームのリードボーカル兼ベーシスト。

ギタリストは「神様」エリック・クラプトン。
この頃のクラプトンは、メチャ歌がヘタでした。。

ドラムはジンジャー・ベイカー。
バスドラム2個、ティンパニや銅鑼など「派手なドラム演奏」のまさしく先駆け。

CDケースを漁ったら、ありました・・・
クリーム BBCライブ

LPアルバム カラフル・クリーム

ライブ・クリームVol.1

圧巻なのは、このLIVE CREAMの即興演奏合戦。
「N・S・U(エヌエスユー)」のギターソロでクラプトンが「ギターの神様」の評価を確立した曲です。当時のギター小僧たちは、このライブでクラプトンが使っていたギブソン・エクスプローラに憧れたものです。
解散原因は、ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの不仲。実はこのクリームのパワーバランス、クラプトンが一番下っ端で、ブルースとベイカーが既に「天才」の評価を確立済みだったミュージシャン。クラプトンは、一番年下、歌もヘタ、引っ込み思案でベイカーとブルースのツートップグループの「ギター担当」だったんです。
でも、その後世界的名声を確立したのはクラプトンなのは、ロックに興味の無い方でも知っていますね。
そのケンカ別れのクリームも、皆さん還暦を過ぎ丸くなって、2005年の記念ライブで限定再結成しています。
このNSUの始まり方・・・クラプトンが未だに一番下っ端という状況が出ています。
ブルースとベイカーが勝手に演奏を始めてしまい、クラプトンは仕方なく演奏開始って感じ・・・

亡くなったジャック・ブルースの後年の元気な姿を見て、追悼しました。

 

フィリップ カレッジリング

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