腱鞘炎

右手首が腱鞘炎になってしまいました。。。。。
ペンで字を書くとき、ハシでモノを食べる時、非常に不便デス。
右小指と薬指がシビれる感じで、ハシを持つとプルプル震えちゃいます。
お医者さんに行って、貼り薬をもらってきました。

これは、7月の後半にラペルピンやタイピンの製作作業が集中したから。
「ポスト」と呼ぶピン=針の先端研磨作業を数百本繰り返した為デス。
CKBのヨコワケハンサムシルエットアクセサリー、某社さんの特注ラペルピンとタイピン、某団体さんのラペルピンと偶然にも7月末納期のものが集中したのです。

タイピンやラペルピンのポストは、シルバー925素材です。
シルバーは非常に柔らかいので、太い銀線を圧延ローラーというアナログな歯車式のローラーで圧延(プレス)して1mm径まで詰めて強度を上げます。適切な長さにカットして、本体にロウ付け。そのポストの先を「針」状に尖らせますが、Philip College Ringの工房には、コンピューター制御の研磨機などはトーゼンありませんので、手作業になります。

まずは注射針のように角度をつけて斜めにカット。

そんでもって、手持ちルーター(研磨機)で「目で見て正確に測定しながら」(えーっと、勘っていう意味デス)なめらかな針先で、かつキャッチ穴に対して太過ぎず(当然針穴に入りません)、細過ぎず(抜けちゃいますね)の径に削っていきます。


このルーターの上下動作の繰り返しを延々とした結果、腱鞘炎デス。
1本づつキャッチとのハマり具合を確認。
出荷時には、ややキツめの状態が宜しい。
なぜなら、お客様が脱着を繰り返していくうちに、少しづつ摩耗して細くなってくるからデス。


キャッチパーツ、チェーン2本(少し長さを変えてあります)を本体に装着。この後、研磨粉や手の汚れを落とすために超音波洗浄機にかけ、アセトンで洗浄して出来上がり。
ラペルピン&タイピンのオーダーが集中した夏の初めでした。
でも、これらのメンズアクセサリーに取り組み出したのが、約3年前。
ようやく多くのご注文を頂けるようになってきました。
こういう腱鞘炎はイーネ♪
深謝!!

フィリップ カレッジリング

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