他社製品カレッジリングの修理 【その1】

ウチでは原則として他社製のカレッジリングの修理・メンテナンスはお受けしていませんが、 結構多くのお問合わせを頂きます。。

【修理メンテナンスについてのQ&A】

お問合わせには、大きく分けて2通りあります。

まず、「思い出の品」。

「留学先(アメリカ・イギリス)で卒業時に作ったカレッジリングのストーンが外れちゃった・・・」ようなケース。このように思い入れのある御品には、出来れば対応したいと思っています。

ただ、問題になるのは「地金の種類」。
大体の場合は、留学された大学の卒業記念ともなると、18K,14K、10K又はシルバーでお作りになっています。これらの「グローバルスタンダード」の地金は対応可能ですね。「18K又は750」 「14K又は583」「10K又は417」「925」などの「ホールマーク:地金品位表示」打刻がリング内側のどこかに必ず打ってあります。

問題なのは、「打刻ナシ」やワケのわからん「SUPER SILVER」などの刻印のモノ。
これ「合金」デス。

修理する際には、必ず「アロイ」と呼ぶ溶接材が要ります。男子なら工作の授業で「ハンダ付け」をした事があると思いますが、その「ハンダ」の役割。日本の彫金業界では、「ロウ付け」というそうです。よくワカラン意味不明の用語ですね。でも、原理や作業は同じ。

このアロイ、18Kリングならその溶接材に18Kを使います。シルバー925なら925を溶接材に。違う素材同士を溶接すると、トーゼン「割れ」「外れ」てしまいます。合金の場合、どんな地金がどのような割合で入っているかワカランですから、ムリですね。。。。

このような場合、お問合わせ頂く際に、必ずリング内側のホールマークを確認してください。

【地金品位表示について】

【続く】

フィリップ カレッジリング

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