<< リングカッター | main | Nobody Surf >>
Jリーグ考

今シーズンのJリーグがほぼ終了しました。
まだ、J1/J2入替え戦などが残っているようですが、J1順位が最終確定しました。

 

2連覇のフロンターレ。


ギリギリで2位に踏みとどまったサンフレッチェ。


クラブ史上初のアジアチャンピオンズリーグを制覇したアントラーズが3位。


2001年のJ1初昇格以来、J1/J2を行ったり来たりの常連だったコンサドーレは、クラブ史上最高順位の4位とこのところ目覚ましく力を付けています。


5位はレッズ。


イニエスタ、ポドルスキなどビッグネームを次々と獲得しているヴィッセルですが、昨年9位、今年は10位とほぼ定位置。Jリーグ中位チームながら楽天の三木谷氏はサプライズな経営判断で、話題を振りまいてくれます。


強豪マリノスは12位と低迷。


元ジャパネットたかたの高田社長率いるVファーレンは、せっかくのJ1初昇格だった今シーズン限りでJ2降格になる可能性大。

 

 

 

しかし、、、ワタクシ、どーもJリーグの優勝決定システムに違和感を覚えます。


特に今シーズンのように、優勝チームが敗戦で優勝決定は後味が悪いです。


プロ野球でもリーグ優勝は勝率等でこのような状況はありますが、CSと日本シリーズで決着をつけるシステムです。B.LEAGUEも同じくリーグ戦の1位は「優勝」ではなく1位通過で、プレイオフで決着をつけます。アメフトXリーグも同様。ようは、Jリーグにもプレイオフが必要と感じています。

 


サッカーの場合、欧州南米のリーグシステムをお手本にしている事と、天皇杯・Jリーグカップ・AFC(アジアチャンピオンズリーグ)と様々なタイトルが混在している事で、日程が過密になり、最終的なプレイオフなどの「決着」がスケジュール上つけにくいのでしょう。


確かに天皇杯、カップ戦にはリーグ戦優勝チーム以外に栄冠が与えられるというメリットもありますが、今シーズンのルヴァンカップ優勝はリーグ14位の湘南ベルマーレ。この結果は「優勝タイトルの権威」に関わる気がします。

 

天皇杯は、第二次世界大戦後の復興に際して、勲章を贈るような褒賞以外にスポーツや農林水産技術などに対して国民に広く「表彰」しようという目的で創設されたと聞いています。国体(国民体育大会)、柔道剣道弓道空手、陸上競技、バレーボールなどで、元々はアマチュア大会の優勝への杯でした。


バスケ・サッカーともに大学チームやアマチュアクラブチームも参加する天皇杯ですが、予選が済むと勝ち残りはJリーグかB.LEAGUEのプロチームのみになっています。


そして、今年のサッカー天皇杯のベスト8勝ち残りチームは、レッズ、サガン、アントラーズ、ヴァンフォーレ、ベガルタ、ジュビロ、フロンターレ、モンティディオ。リーグ戦1位のフロンターレと3位のアントラーズは準々決勝敗退。こちらもカップ戦と同じく、「タイトルの権威」に疑義有り・・・となっちゃいます。

 

 


サッカーは、言わずとも日本プロスポーツで2番目のビッグマーケット。


Jリーグ発足当初からの「Jリーグ100年構想」に基づき、地道に少年少女サッカーに取り組み、競技人口も野球・ソフトボールと同等の500万人とも700万人とも言われています(統計によって異なる)。ワタクシの息子2人が幼少の1990年代はJリーグ初期の全盛期だったこともあり、二人とも地元の少年サッカークラブに入り、今でもサッカーを続けています。ただ、当時のJリーグチームの地元への普及活動と熱意を現在は希薄に感じますけど。

 


「観るスポーツ」として野球、サッカーはバスケより優位です。収容人員の多いスタジアムスポーツだからです。サッカースタジアムの多くは、野球スタジアムより収容人数が多い事もあり、もっともっとサッカーJリーグが盛り上がる余地があります。

 

 


ワタクシなりのJリーグ試合方式案。

 

リーグ戦は、9月頃開幕、翌年4-5月終了。


最もスポーツ観戦人口が多いプロ野球との重複が最小の期間でもあります。こうする事で「マルチスポーツ」と呼ばれるマーケット形成が可能になります。マルチスポーツとは、例えば横浜市在住の人がベイスターズとマリノスの熱心なファン・・・というような事を言います。


アメリカだと、ダラスの住民はNFLカウボーイズとMLBレンジャーズの両方の応援をします。NFLシーズンは10月から1月。MLBは3月10月。簡単に言うと、春夏は野球、秋冬はアメフト。

 

シカゴの住民は、NBAブルズとMLBホワイトソックス。米北東部は北海道より緯度の高い寒い地域ですので、気候の良い初夏はスタジアムで野球、雪の降る冬はアリーナでバスケと季節性にもマッチしています。

 

バスケB.LEAGUEは10月開幕、5月終了です。こちらもプロ野球との重複期間が少なく、「暖かい時はスタジアムで野球観戦、寒い時はアリーナでバスケ観戦」となります。

 

そうすると、JリーグとB.LEAGUEが日程競合しますが、まずは最も分母の大きい野球マーケットと「マルチスポーツ」化する事がJ.LEAGUE、B.LEAGUEともに必要でしょう。

 


リーグ戦立ち上がりと時期が重なるサッカー天皇杯は原則アマチュアチームのみとする。又はJ1チームは出場辞退し、J2/J3チームのみ参加する。Jリーグカップ戦は、無くてもいいかも。

 

 

こうする事で、選手、サポーターともにリーグ戦に集中出来ます。


最もメリットが大きいと思われるのは、天皇杯やカップ戦からの過密日程から解放された選手達の「プレイの質」が高まる事。そしてサポーターもホームのリーグ戦に集中して足を運ぶでしょう。

 

代表戦は別格です。Jリーガー1600人の中の選りすぐりの20名程、つまり全Jリーグプロ選手の1.25%のトップ選手は、その栄誉と引き換えに代表戦とリーグ戦の双方の日程を高い質のプレイを維持する責任と義務があります。

 

 

その上で、プレイオフ制度の導入。


リーグ戦の勝ち点・得失点などのポイント上位3チームによるプレイオフを行います。まず2位と3位チームで準決勝戦を行う。2戦方式で、2位チームは1勝のアドバンテージ有り。つまり2位チームが初戦に勝てば勝ち上がり。3位チームが初戦に勝てば1勝1敗で2戦目で決着をつける。引き分け無し。最後はPK。そして決勝は、1位チーム対準決勝勝ち上がりチーム。2戦方式、1位にアドバンテージ1勝も同じ。順位の高い方が有利なのは当然です。

 


「敗戦したけど残り試合数と勝ち点差・得失点差などで計算上の優勝決定」のような決着が無くなる事と、プレイオフ戦まで上位チームは質の高いプレイを求められ、一流アスリートなら当然それに応えるので、最高の競技が観戦出来ます。

 

放映権も通常のリーグ戦を大きく上回る価値が出ます。

 

カップ戦や天皇杯の試合数分が減少しますが、リーグ戦の集客度が増し、プレイオフの興行で上位チームは興行的に増収。

 

プレイオフ出場の無い中位チームは、試合数減=協業収入減となりますが、プレイオフ放映権収入はリーグの大きな収入となり、各クラブに分配する原資になります。それに、Jリーグはまだまだホームゲームでのエンターティンメント向上やグッズ販売の強化など経営努力の余地多大に有りです。

 

プロ野球の中位・下位チームでも地元ホームゲームでは圧倒的に集客し、充分に経営が成り立っています。今シーズン、リーグドベ2だった千葉ロッテマリーンズですが、球団史上最高入場者数を記録し、立派な黒字経営です。この15年間、優勝の無い横浜DeNAベイスターズも着々と観客動員数を増やし、黒字経営。

 

 

勝たないとスタジアムに足を運ばない・・は、本質的ファン層ではありません。勝っても負けても地元チームを応援するのが本質的ファンです。プロスポーツ観戦は、国対国の代表戦と違いエンターティンメントです。「勝たないと試合を観に行かない」は、プロスポーツファンとして「未熟」なのです。

 

まずは、各クラブが「本質的ファン層」の確保・拡大の経営努力を行い、リーグ戦方式がドラマティックに勝者を決める。

 

こうする事が、サッカーJリーグの更なる発展につながると思います。

 

いかがでしょうか?


【2018.12.08 Saturday 07:14】 author : 管理人(Philip College Ring) | スポーツ情報 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
コメント
コメントする





 


この記事のトラックバックURL
http://news.philip-collegering.com/trackback/2943
トラックバック
CALENDAR
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2019 >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
SEARCH
PAGETOP